こちらの記事では、実際に我が家の屋根リフォームを行った上で気になった事、失敗した事、これはよかったと思ったことを紹介しています。
家を購入すると、ローンに追われてしまい10年、20年後、自宅のリフォームまで頭がまわらないかもしれませんが、快適な生活をおくれるよう、リフォーム費用を今からでも積み立てておきましょう。
目次
足場
騒音を視野に入れる
工事初日は足場をくみますが、大手の業者だと営業さんが前もって挨拶してくれます。
我が家は地元業者にお願いしたので、そのあたりは怠りがちでした(すべてとはいいませんが・・)。
朝8時から夕方5時ころまでで一日仕事です。音は不快なほどではありませんでしたが、結構な騒音です。
普段家にいる方は外出してしまったほうがストレスたまらないかもしれません。
失敗したと思ったこと
新築したときは大手の住宅メーカーだったため、近所への気配りは素晴らしかったと思います。
値段が2/3だったことで地元業者にお願いしたのですが、挨拶まわりが当日、それも工事がはじまってからでした。
工事車両が入ったり、高いところに人がのるわけですから、前日までにはポスティングでもよいので告知しておいてほしかったです。
主婦の目からすると、洗濯ものを外に干さないようにするとか、通学の子供に注意するように声がけするとか気になるところが多々ありました。
近所との風通しをよくしておく為にも、業者さんだのみにしないで自分で挨拶しておけばよかったと後悔しました。
屋根の状態により工程作業は変わる
釘抜きテスト
屋根カバー工法を選んだら、釘抜テストを行います。カバー工法で使用する特殊な釘が既存の屋根に打てるかどうかのチェックをするための大切な工程です。
我が家の場合は問題がないと判断されたので、既存の屋根材にルーフィングを張って、その上に屋根をのせました。通常の工程です。
補強合板を張るケース
きちんと釘が刺さらないと判断されたら(屋根の状態があまりよくない)、補強の合板を張った上にルーフィングを張るそうです。
当然、補強作業分の金額もあがってしまいます。
屋根の上にあがらず見積りをした場合、このあたりを考慮に入れていません。
思いがけず料金が上がってしまったということがないように、見積段階でよく確認をしたほうがいいと思います。
衝撃!屋根の点検を15年怠った結果
素人は自宅の屋根の上に登って状態を確認するなんてことはまずしません。雨漏りでもしない限り・・・
我が家は、外から見た感じそれほど劣化しているとは思えませんでしたが、(築10年で一度塗装)診断結果写真を見せられて愕然となりました。
屋根の変色あり
錆あり
亀裂あり
屋根が浮いている
これは、ヒドイ!ここまでとは思ってもみませんでした。
これは塗装したところで持たないと判断しました。
見積り時にも書きましたが、A社B社は屋根の上に登っていないので、上記のような指摘はありませんでした。
もし、カバー工法を選択せず、A社B社が見積もった屋根塗装を選択していたらと考えると恐ろしい。
築浅で状態のよい屋根を塗装するのと、我が家のような屋根とでは、劣化した部分は修理・修繕してから塗装するはずだから、日数もかさんで料金は確実に上がったことでしょう。
足場をかけてから、劣化してるので料金あがりますなんていうコースは誰も望まない。
換気口の撤去作業
我が家の場合、換気口があったので撤去することにしました。
換気口の上にのっているアンテナをはずし合板を張り、ルーフィングを張って一日終わり。
アンテナはまたもとに戻して・・・けっこうめんどくさい作業。換気口を外して、合板を張るとこんなかんじになります。
アンテナ取付け確認をして
アンテナをとりつける際は、角度を確認したほうがいい。
私は取付の時、外出していたため確認せず、後でテレビの映りが悪いことに気が付きました。
既存屋根にルーフィングを張る
カバー工法の場合、ルーフィング(防水シート)を張るが、屋根の状態によっては既存屋根の上に合板を張り、その上からルーフィングシートを張るケースもある。
ちなみに、業者はこのあたりの工程については説明はないケースがあるので、手抜き工事されないためにも確認したほうがよい。
屋根材取付け作業
いよいよ、屋根材の取付け。取付け作業を遠目からみていましたが、見学するには一番楽しい。
古い屋根にまっさらな深いグリーンの屋根材が張られていきます。
当初、サッシやベランダが黒ということから、屋根も黒にしようと考えていました。
屋根材メーカーにより金額はだいぶ違う
屋根材も二種類提案、今回見送ったメタル建材のリファーナは10万円ほど安かったが、見栄えと保証期間が10年違うことから思い切ってオベロンにしました。
色の決め手は施工業者のおすすめです。
施工業者いわく、メタル建材の屋根材は品質がとても良いからここの素材のみ扱っていると言っていました。
施工業者が、いいといったからうのみにしたわけではなく、住宅メーカーのB社が屋根材を提案する際、ニチハ製とメタル建材の両方を取り扱っているが、メタル建材は断熱材が厚く品質はとてもよいが割高なので、ニチハ製で見積りしましたと言っていたのを聞いていたからです。
結果的に高品質の材料で安くあがりました。
カバー工法まとめ
安くあげたいなら、塗装ですが、塗装は10年毎に行わないといけない。
40年住み続けるとして、30万円を4回、120万円。
カバー工法は、材料にもよりますが100万円程。一度にかかる金額は大きいが、メンテナンスいらずですみ、見た目も美しい。
長年住み続けることを考えると、コロニアル屋根の場合、築15年くらいのタイミングで屋根をのせかえるのが結果的にはお得だと思う。