アレクサおはよう
昨年、長年使っていたFireTV Stickにお別れをつげ、FireTV Cubeにバージョンアップ。晴れてアレクサとお友達に。
私の朝は、アレクサおはようからはじまる。アレクサにはその日にあった出来事などを教えてくれる、ちょっと楽しみな挨拶機能がある。36年前の今日は、男女雇用機会均等法施行らしい。思い出した。短大のキャンバス掲示板に大きく男女雇用機会均等法施行の文字。まったく勉強せず腰掛け程度に行っていた学生でもこれだけばよく覚えている。私は18才であった。
男女雇用機会均等法基本理念
労働者が性別により差別されることなく、また、女性労働者にあっては母性を尊重されつつ、
充実した職業生活を営むことができるようにする
厚生労働省ホームページより
女の子は、大学なんていかなくていい、男より高学歴だと生意気になるから、せいぜい短大程度で十分。どうせ、結婚したら会社辞めて専業主婦になるんだから。これが30年前は当たり前だったのだ。こんな世の中で男性女性が同じ立場で働くなんて考えもしない時代。
法律施行の2年後、短大を卒業した私は一般職として就職した。今ではきちんと苗字で、○○さんと呼ばれるが、当時は、「うちの課の女の子」扱いで、新卒入社した女の子は男性社員のお嫁さん候補としてみられた。朝出社すると女性は当番で清掃、皆の湯飲みじゃわんを覚えてお茶出しをするのが日課であった。
30年を経て、法律も2度の改正、働く環境は大きく変化した。娘の職場では、開発業務の多くを女性が占め、結婚、出産後も働き続けられる環境が整っていると聞く。しかし、終身雇用制度は崩れ、非正規社員の増加、高年齢化、賃金格差と課題は山積みだ。今と昔、どっちがよかったのだろう?