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M1 Macbookとは?
M1チップ最大の特徴は、システムオンチップ(System-on-a-chip)であることです。
SoCとも略されるシステムオンチップとは、CPUやGPUなどのプロセッサと、メモリや周辺機器などを制御するためマイクロコントローラを統合したものです。別々に搭載されていたプロセッサと複数のマイクロコントローラをインクルードし、処理の効率化を図っています。
さらに電気の流れを制御するトランジスタは、原子レベルの5ナノメートルサイズを実現。160億個という膨大な数を搭載しています。
プロセッサとマイクロコントローラを統合し、多くのトランジスタを搭載することで、あらゆる処理を効率的かつ高速で実現できることが、システムオンチップであるM1チップのメリットです。
2020年後半に販売が開始されたモデルのMacBook Air、MacBook Pro 13、Mac miniに搭載されています。Apple Mシリーズとして今後もMacBook等で続いていくものと思われ、Apple M1はその初代です。
そしてこのMacBook Air M1(2020)は今までの常識を覆す仕様となっています・・・。
私は初めてのmacOSの利用で、10年くらいWindowsを利用しているのだけれど、M1チップを搭載したMacBook Air(2020)の動作の早さに衝撃を受けました。メモリ8GBでここまで動作が軽いのはどうなってんだって感じで、ほんとに感動しました。
利用しているソフトの対応が大丈夫なら今すぐにでも買い替えて良いレベルだと感じます。そんな M1 チップ搭載の MacBook Air(2020)!さっそくレビューしていきたいと思います。
特徴
まずは箇条書きで特徴をご紹介。
・圧倒的な早さ。スリープから画面を開いたら、開いている途中で立ち上がり完了←これが感動。パソコンを開けるための精神的な敷居がめっちゃ下がりました。
・サクサク動くアプリたち←まじで止まりません。
・メモリ8GBモデルでも余裕のメモリ使用率
・1日中ゴリゴリ使ってもバッテリー残量が50%以上という電池持ち
・打ちやすいシザーキーボード
超ハイスペックなCPU
CPU(Central Processing Unit)は、中央演算処理装置と呼ばれるもので、しばしば「PCの頭脳」に例えられるパーツです。
M1チップに搭載されているCPUには、8つものコアが搭載されています。コアとは、処理を実際に担う中央処理ユニットのことで、このコアが多ければ多いほど同時にいくつもの処理が可能になります。
M1チップのコアは、「高性能コア」と「高効率コア」にわけられ、それぞれ4つずつ搭載されています。
高性能コア:性能を最大限に発揮できるコア。マルチタスクで高度な作業を行うのに適しています。
高効率コア:消費電力は従来の10分の1といわれており、負荷が少ない処理に用いることで、電力消費を抑える役割を担います。
ハイパフォーマンスと電力消費の低減を同時に実現していることが、M1チップに搭載されたCPUの大きな特徴といえるでしょう。
外観
今回登場したMacBook Airは内部のCPUがIntel製のものからApple独自開発の 「Apple M1」 チップに置き換えられるという大きな変更があったものの、これまでのスリムでシャープな “クサビ型” のウェッジデザイン (奥から手前方向に徐々に細くなるデザイン) が引き続き採用されています。このフォルムが素晴らしい。毎日見ても・触っても飽きないし、感動します(笑)。スティーブ・ジョブズの熱意と愛情を毎日感じてます。
そして、ゴールドカラーがめちゃめちゃかわいい。ちなみに、現行のMacBookシリーズでゴールドカラーが選べるのはこのMacBook Airだけです。MacBook AirはMacBookシリーズの中でもっともコンパクトなモデルとなっていて、本体サイズは幅30.41cm×奥行21.24cm×高さ0.41~1.61cm。重量も1.29kgとかなり軽量で持ち運びに困ることはほとんどないと思います。
バグと勘違いされる脅威のバッテリー
バッテリー持ちの良さは相当な好評がありまして、アップル幹部も当初は「バッテリー残量表示のバグだと思った」との逸話を語っています。
このエピソードは、アップルのマーケティング担当副社長ボブ・ボーチャーズ(Bob Borchers)氏と、プラットフォームアーキテクチャ担当副社長ティム・ミレー(Tim Milet)氏が、海外テックメディアTom’s Guideのインタビューに応じて語っているものです
Tom’s Guideが独自のバッテリー持続テストを行ったところ、MacBook ProはWebサーフィンで16時間25分という持続時間を記録したのに対して、インテル製チップ搭載の旧モデルは10時間21分だったとのことです。
ボーチャーズ氏もそうしたM1 MacBookのバッテリー持ちの驚異的な良さに、社内のスタッフも目を疑ったと振り返っています。
すなわち「最初のシステムを見たとき、数時間遊んでもバッテリー残量表示が動かなくて、『これはバグだ、バッテリー残量表示が壊れている』と思いましたよ」「そうしたらティム(ミレー氏)が『いや、これこそ本来あるべき姿だよ』と笑っていて、かなり驚異的でしたね」とのことです。
開発メーカーの人たちすら驚かせるその性能、1度試してみたくなりませんか?笑
iPhone・iPad向けアプリがMacで動作可能に
MacBook ProにM1チップが搭載されたことで、Intel MacBook Proではできなかったことができるようになりました。
そのひとつが、iOS/iPadOSのアプリをMac上で利用できるようになったことです。M1チップのアーキテクチャはiOSやiPadOSに採用されているプロセッサと同じARM系であるため、iOS/iPadOS向けに開発されたアプリと互換性があり、Mac上で動作させることができるということになります。
この互換性のおかげで、これまでiPhoneを快適に使うことを目的に購入したコンテンツや、iPadで制作したドキュメントやプロジェクトなどの “資産” を、今度はMacでも使うことができるようになりました。また、クラウドストレージなどを使ってデバイス間でデータを共有できる仕組みを採用しているアプリなら、iPhoneやiPad、Macで横断するように作業することができて、めちゃくちゃ便利です。
指紋認証
キーボード右上には 「Touch ID」 用の指紋センサーが配置されていて、このセンサーを指でタッチすることでロック解除やApple Payでの支払いが可能となっています。認証速度はiPhoneなどに搭載されているものと同じくらい高く、認証精度も高いです。今まで使用していたPCにはこの指紋認証機能はなかったので、意外と便利ということを知ってしまいました。
タッチパッド
キーボード下には、複数の指によるマルチタッチ操作や感圧タッチ(押し込み操作)に対応したトラックパッドが搭載されています。このトラックパッドは物理的に押し込むものではなく、少し力を入れて押し込むことで疑似的なクリック感が得られる仕組みになっています。これまで私が使用していたPCとは比べものにならないくらい感度が良くてまさにi-phoneの使用感覚がそのままMacに乗り移ったという感覚です。タッチパッドの大きさは横幅12cm × 奥行8.2cm。一般的なラップトップPCと同じくらいのサイズで操作はしやすいです。
高解像度なカメラ(解像度2倍)
Mac史上最高と言われるカメラは、M1チップの技術により解像度2倍で撮影ができます。
画質が良いだけでなく、明るさもこれまでより取り込めるようになりました。
テレビ会議や、オンライン飲み会など高品質な映像を映せます。
まとめ
いかがだったでしょうか?興味湧いてきましたか?笑
ノートPCやデスクトップPCの購入を検討している方は必見です。ぜひM1チップを搭載したiMac/Mac Book Pro/Mac Book Air/Mac miniをチェックしてみてください。