立ち話は無駄ではない
タイヤの販売、履き替えを生業にしている事業者さんの話。今年は、新型コロナウイルスの影響なのか、もうゴールデンウィークも過ぎたというのにまだ2割のお客さんがスタットレスタイヤからノーマルタイヤへの履き替えが終わっていないのだという。お店が密になることを恐れてのことか、または、遠出をすることがないから忘れているのか、よくわからないと首をひねる。「うちのお店は混むときはほんとに蜜だから、いろんな対策はしてるけど厳しいよね。だからといってさ、終わりました、会計してさっさと帰れとは言えないよ。こっちがどんなに忙しくても、話がしたくて来てる人もいるんだから。以前、タイヤの見積りに来たお得意さん、もう10年以上もうちを利用してくれてたんだけど、その日はいつにもまして忙しくてあとが詰まってたんだよね。それでついつい、見積り出した後、他の人の接客にまわっちゃったんだ。その人話好きでいつも来るとけっこうな時間いるんだよ。でも、そのたった一回の対応で来てくれなくなっちゃったんだ。」その事業主さんは家族経営、大手と張り合って仕事を続けられるということは、大手にはない良さがあるからお客さんは利用する。それは、普段からコミュニケーションをとって、信頼関係が生まれているから。ただの雑談、されど雑談なのだ。
さて、自分はというと・・・
テレビでさんざん、私たちにできることは感染しないよう、不要不急の外出は避けてね。と念仏のように一年も言われては、おちおち遊びにもいけない。友人との旅行、ランチはもちろん、ウインドーショッピングさえしていない。50も過ぎた大人だから遊びは我慢できるが、仕事はそうはいかない。私は個人でちっちゃいパソコン教室を経営している。もともと狭い教室なのにパーテーションで区切って、圧迫感このうえない。生徒さんはなんの文句も言わないけど不便は感じてるだろうなと思う。それに加えて、ついに警戒レベル4!どうしたものか。去年は県の要請で一時閉鎖したけれど今年は通常通りの営業を続けるつもりだ。そこで、以前からお願いしていたマスクの着用、アルコール消毒に加えて、飲食の禁止をお願いすることにした。パソコン教室だから、飲食関係ないんじゃない?と思うかもしれないが、うちの教室は違う。レッスン終了後、おしゃべりやお茶の時間を楽しんでくださる方が多いからだ。この時間を奪うということは、指導料プラスアルファがなくなるということ。じわじわとコロナに追い詰められてる気がする。今はまだ大きな売り上げ減少にはつながっていないがこれからのことを考えると恐ろしい。自分の決断が吉とでるか凶とでるかまだわからないが、一つだけ言えることがある。同じとこでもがくより、新しい何かに挑戦。そんなことで副業ブログをやっている。